その昔、地方公務員時代。そう、メチャクチャにつらかった時の話です。
職場の一番偉い人に、1冊の本を渡されました。
本の名前も著者もよくおぼえてないですが
「置かれた場所で咲きなさい」のようなタイトルだったかと…
「どんな泥沼でも、花を咲かせることはできるんだよ」というお話もいただきました。
その時は、応援ありがとうございます。って感じで受け取りましたが、
今はこう思います。
確かに、難しい環境で耐え抜いて、踏ん張って、見事それが実って咲き誇れたならいいのでしょうが、
咲いた場所が「泥沼」であることには変わらないんでしょう?
果たして自分は「泥沼で咲きたい」と思ってる?
ホントは青々した芝生のド真ん中や、日の光がビッカビカの海沿いとか、
そんな場所がいいと思っているんじゃないの?
「逃げる」でも「突き進む」でも、元居た場所から遠ざかることには変わりないんだ。
咲きたい場所で咲きなさい。
結局、後先考えずに辞めたわけなんですけど、
今現在、少なくともあの頃よりは咲いてます。好きな場所で。